生産動物医療部門
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- 011-388-4120 / 090-8706-2845 (診療依頼)
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生産動物医療部門では、本学の伝統である生産動物獣医師育成を反映して、日本の獣医系大学では最も実践的で充実した診療教育施設を有しています。牛診療室、牛手術室、馬麻酔導入覚醒室、馬手術室などが個体診療を支え、入院棟の牛房は広く観察用通路を持ち、馬房は馬体に優しい北海道産木材を使用しています。加えて、牛群の集団衛生管理と生産活動を支援するため、生理・生化学検査室、細胞診検査室、遺伝子検査室、胚操作室が設置されています。これらの設備は、綿密な個体診療と生産情報の組み合わせによって群管理に有用なデータの蓄積を図り、診療で得られた試料を基礎研究者と連携して利用し、新しい情報を創出することを可能にしています。
生産動物の臨床実習施設は、本学の実学教育にふさわしい整備を実現しています。実習棟には、起立不能牛にも対応できるクッション付きの牛床を持った広い牛房4室と16頭繋留できるストールを備えています。臨床実習室では、5頭の牛を同時に供覧でき、生産現場に近い実習が展開されています。
- 優れた診療体制 能率的診療教育空間の確保、卒後および国際研修協力
- 優れた衛生管理体制 汚染源流出防止構造、排泄物殺菌処理、施設出入り時の関門
- 優れた共同研究体制 プロジェクト研究による課題解決(NOSAI,基礎研究者と連携)
- 優れた情報発信体制 生産情報と個体データの照合による群管理
生産動物内科
元気や食欲がないといった症状の家畜のうち主に身体の臓器(内臓)を中心とした感染症や代謝病などを対象に診察する診療科です。疾病によって特殊内視鏡検査など精密機器を利用したり、特殊解析機器を用いて細胞診を行うなどによって病態を診断し、適切な病態診断情報を基にして診療する分野です。
生産動物内科 スタッフ
安藤 達哉 准教授
Tatsuya ANDO
福田 茂夫 講師
Shigeo FUKUDA
小千田 圭吾 助教
Keigo KOSENDA
渡邉 佳和子 病院獣医師
Kanako WATANABE
生産動物外科
生産動物外科は、主に牛を対象として、一般的な消化器外科のほか、帝王切開、整形外科、蹄疾患、各種軟部外科などに対応しています。また、生産動物獣医療においても人と同様に画像診断技術の進歩はめざましく、それは診断や治療経過を評価する上で欠かせないものとなっています。生産動物外科学では超音波診断、レントゲン、内視鏡検査を担当しています。
生産動物外科 スタッフ
石川 高明 教授
Takaaki ISHIKAWA
佐藤 綾乃 講師
Ayano SATO
村上 高志 助教
Takashi MURAKAMI
大竹 彩花 助手
Ayaka OHTAKE
繁殖科
生産動物(牛、豚、馬、羊など)が不妊症に陥ると生産者である農家に多大な不利益をもたらします。当診療科では、最新の獣医療技術を用いて不妊症の診断・治療や早期妊娠診断を行い、生産者の皆さんを支援しています。また人工授精(牛、豚)や受精卵の採取、凍結保存、移植(牛)のほか、体外受精(牛)についてもそれぞれ専門技術者が対応しております。さらに不妊症予防のため分娩後の定期検診(牛、豚)を実施しています。
繁殖科 スタッフ
中田 健 教授
Ken NAKATA
杉浦 智親 助教
Tomochika SUGIURA
群管理科
乳肉牛の生産現場では生産性向上を目指して多頭数飼育化が進みつつあり、予防衛生対策、栄養管理、飼養管理は疾病発生防止のために常に心がけておかねばならない重要な生産獣医療の一つになってきています。当診療科は、健康な生産動物集団の健康状態を維持し、疾病の発生を未然に防止するための方策を、生産獣医療に携わる獣医師や生産者の方々に助言できるよう取り組んでいます。
群管理科 スタッフ
田島 誉士 教授
Motoshi TAJIMA
大谷 新太郎 教授
Shintaro OHTANI